SERVICE
事業内容
導電性ポリマー「PEDOT/PSS」
導電性ポリマー「PEDOT/PSS」開発について代表者の持つ独自のノウハウにより、原液・コーティング液の製造を行い、小ロット対応・用途別にカスタマイズ・低コスト化も可能です。導電性ポリマーの技術的知見により、電子部品・電子機器メーカー様の技術開発や新製品開発のコンサルティングも行っております。
OUR SERVICE
●BUSINESS OVERVIEW
技術革新を支える日本発素材を供給
弊社は導電性ポリマーの開発・製造・販売を行っています。導電性ポリマーは「電気を通すプラスチック」とも称され、身近な電子機器に欠かせないコンデンサ※1をはじめ、タッチパネル、有機EL、太陽電池など、多くの用途で使用されます。
その中でも、水を主な溶剤とした導電性ポリマー「PEDOT/PSS(ピードット・ピーエスエス)」の開発を得意としています。同製品は、様々な電子部品の導電性を安定させ、耐久性向上による長寿命化、軽量化によるコスト削減、環境配慮など多くのメリットをもたらすと考えています。
そのため、ディープテックをはじめとした技術革新への応用が期待できますが、世界的に供給元が少なく、用途開発が思うように進まないといった課題があります※2。
これに対して弊社は、同製品の原液製造から実用化に必要なコーティング、そして供給までワンストップ体制を確立したことで、多様な用途に応えるカスタマイズや低コスト・短期間での導入を推進するなど独自の強みを有します。
*1 電気の蓄積、放出を制御する役割を担い、あらゆる電子機器に欠かせない部品
*2 弊社調べ
●Features and core technologies
技術屋に終わらないワンストップ体制
「PEDOT/PSS」は、様々な材料に印刷、塗布することで安定した導電性を付与します。
それだけでなく、耐久・耐熱性、低毒性、吸湿性、生体適合性などの特徴を有することから高度な応用が期待できます。
実用化に向けては、大きく「原液製造」と導電性を付与する「コーティング」の2工程を踏みます。原液単独では使用できないため、界面活性剤(平面状の広がり度合いを調整)やバインダー樹脂(異なる物質を結合させるための材料)などを配合して粘度や均一性、密着性を細かく調整していきます。
各工程に高度なノウハウが求められるため、従来それぞれの専門企業が分業していましたが、弊社はワンストップ体制を確立してきました。
これにより、顧客企業の用途に合わせたカスタマイズや製造ロットなど柔軟かつ迅速な対応を可能にしており、コンデンサ関連企業を中心に引き合いが強まっています。
●Services provided
導電性ポリマーを多様な業種に供給
身近な電子機器の性能を飛躍させる導電性ポリマー「PEDOT/PSS」
弊社は、導電性ポリマー「PEDOT/PSS」の原液製造からコーティング(導電性を付与)までワンストップで行い、用途別にカスタマイズしながら顧客企業への導入を推進します。
多様な用途展開を見込んでいますが、まずは市場の追い風、引き合い共に強いコンデンサ領域に注力しています。なかでも、電解液と導電性ポリマーを併用することで、長寿命化や高効率化が期待されるハイブリッドコンデンサに応用する予定です。
再エネ拡大の切り札「ペロブスカイト太陽電池」への応用
コンデンサに次いで商業化を見込んでいるのが次世代太陽電池として注目の「ペロブスカイト太陽電池」です。現在最も普及している太陽電池はシリコン系大型パネルを要するため、重量や設置場所の制限がネックとなっていました。
これに対して、ペロブスカイト太陽電池は「折り曲げ可能で薄くて軽い」といった特性を持ち、低コスト化や導入範囲拡大に期待が集まっています。経済産業省も2040年度に累計20ギガワット程度導入する目標を掲げ、再エネ導入拡大の切り札として普及を支援する方針です※。
弊社技術顧問には、大学発太陽電池ベンチャーの取締役開発部長が参画しており、「PEDOT/PSS」を下地とした、より実用化しやすいペロブスカイト太陽電池の開発も可能であると考えています。
出典:経済産業省
生体適合性を生かした医療・ヘルスケア分野への展開
将来的に医療・ヘルスケア分野への応用も見込んでいます。軽さや屈曲・延伸性を活かした人工筋肉や導電性を持たせた繊維によるウェアラブル開発などが考えられます。実際にアルツハイマー型認知症の診断に可能性を示す研究成果もあり、代表金井の悲願でもあります。
●INQUIRY EXAMPLE
弊社製導電性ポリマー「PEDOT/PSS」の引合例
●characteristic
導電性ポリマーの特徴
導電性ポリマーとは?
電気導電性を持つ高分子化合物(プラスチック等)です。透明電極用途や帯電防止用途として、身近な電子機器に数多く利用されています。
●DEPLOYMENT
PEDOT/PSSの用途展開
SERVICE FLOW
STEP 01
コンサルティング・技術開発支援
技術開発・新製品開発について、ベストな提案・支援をいたします。
STEP 02
製造
開発ノウハウを生かし、ご要望に合わせて濃度・粘度などのカスタマイズを致します。